"やりたいことしかしたくない"
『ともみとさえりの旅と本作りの話』に行ってきました。
これはただの感想文です、レポじゃないです。
発表された瞬間、一度お会いしてお話を聞いてみたかったお二人にいっぺんに会えちゃうなんて、とどきどきしちゃうくらい魅力的だった。
ただ、こういうタイプのイベントに行くのは初めてだったので、正直、凄く凄く凄く悩みました。
だけど、いま聞いておかないでどうするの!!と悩んだ挙句、結局はお酒の勢いでぽちっと。
あのとき、酔っ払ったわたしに大感謝。
えらいぞ。
そわそわしながらうろうろして、念のためちっちゃなノートとペンなんて用意しちゃったりなんかして、でも始まる前からおふたりが出たり入ったり準備していて、なんていうか、「普通」なんだなあと、凄くほっとした。
旅がしたい。
ことばを使った仕事がしたい。
そう考えてるわたしにとって話の内容ぜんぶが刺激的だった。
たくさんたくさん考えてしまうから、旅に出るのも何かを綴ることすら、やりたいと思うこと全部に対して構えてしまう自分がいるんだけど、そんなの必要ないのかも、と背中を押された気分。
というか昔はもっとそんなこと考えないで旅に出てたし、行動してたよ。
話しの中で伊佐さんが「『孤独でなければ』って思っていた」と話されていた言葉、とても刺さりました。
わたしは昔から環境に馴染んで慣れて仲良くなってしまうといつも"居心地が良くなってしまったから早くここから去らないと"って焦燥感に襲われていたのって『孤独でなければ』って思っていたからなのかな。
東京で生まれ育ってしまったわたしは無意識にここならなんでも埋めてしまえるってわかってしまっていたのかもしれない。
それがこわくて知らず知らずのうちに逃避したがっていたのかな。
居心地が良いならそれで良いじゃないって打ち明けた友達には言われたけど、違うんだよってあのときはうまく説明できなかったけど、でもずっともやもやしていた気持ちが伊佐さんのおかげでなんとなくかたちになった気がして嬉しかった。
ひとのことをもっと知りたいし、わかりたいって思って、でもなんだかうまくいかなくて、自分の殻に閉じこもってしまって、閉じこもってしまうことをいいやって思ってたけど、わかんなくてもいいやって最近は思えてることとか、
話を聞いていて、わかる…と何度も頷いてしまうくらい同じだと思うことがたくさんあった。
同じだなんて言うことがおこがましいくらい立っている土俵はあまりにも違うけど、それでもおふたりが話してくださった内容がわたしが持っている気持ちととても似ていて、わたしが、いいなやりたいなこうでありたいな、と思ってることをもうすでにしている人たちがいるという事実に、凄く感動したし、安心したし、刺激になったし、ちょっぴりの悔しさもあった。
少し時間はかかるかもしれないけど、わたしもいまやりたいって思ってること臆さないでがんがんチャレンジしていきたいし、叶えていきたい。
結局全部は無理なんだよね、ないものねだりしちゃうんだよね、とお話していたけど、たぶん、たくさん経験して努力してのそれだから、何にもできてないし何にも手に入れてないわたしはまだ言ってもいいかな。
ほしいもの、ぜんぶほしい。
もっと貪欲に生きる。
いつか並んでお話が出来たら。
電車の時間があったから最後までいられなかったのだけど、帰る直前にさえりさんがサイン待ちをしているみなさんを眺めてらしたので、思わず気持ちを一方的にぶつけてしまって、いっぱいいっぱいすぎて何言ってるか多分わかんなかったと思うけど、にこにこ聞いてくれてお話ししてくださって、帰りの電車で羞恥心で悶え狂いました。
なんで握手を求めたのかわかんないけど(ごめんなさい)ふわふわだった。
勇気を出して行って見て本当に本当に良かったです。
ありがとうございました。